全部載せたくなるのは、自然なこと
せっかくつくるなら、あれも伝えたい、これも載せたい。会社のことを大切に思っているほど、そう感じるのは自然なことです。
ただ、見る人の時間は思っているより短いものです。スマートフォンで会社を調べる人は、ページを開いて数秒のうちに「読むか、閉じるか」を決めています。情報がぎっしり詰まった画面は、それだけで「読むのが大変そう」と感じさせてしまいます。
余白は、情報を「まとめる」ためにある
余白は、ただの空き地ではありません。近くにあるものは仲間に見え、離れているものは別の話に見える。人の目には、そんな性質があります。
見出しと本文のあいだを少しだけ詰め、話題が変わるところで大きく空ける。それだけで、どこからどこまでがひとつの話なのかが、読まなくても伝わります。逆に、すべてのすき間が同じだと、どこが区切りなのかがわからず、文字の多い壁のように見えてしまいます。
余白があると、上品に見える
高級なお店のチラシや、ブランドの広告を思い浮かべてみてください。写真がひとつ、言葉がひとこと、まわりはたっぷり空いている。そんなつくりが多いはずです。
ものを詰め込まないことは、「慌てていない」「自信がある」という印象につながります。反対に、すき間なく文字や飾りが並ぶと、にぎやかで安さを感じさせることがあります。どちらが正しいということではなく、会社がどう見られたいかで選ぶものです。
スマートフォンでは、もっと余白が要る
パソコンでちょうどよく見えるデザインも、スマートフォンの小さな画面では窮屈になりがちです。指で押すボタンどうしが近すぎると、押し間違いも起こります。
私たちは、スマートフォンの画面では「ひと画面に、ひとつのこと」を目安にしています。写真ならその写真だけ、言葉ならそのひとことだけ。スクロールするたびに、ひとつずつ受け取ってもらうイメージです。
削ると、伝えたいことがはっきりする
余白をつくるには、何かを減らす必要があります。これがいちばん難しいところです。
迷ったときは、「これがなかったら、お客様は困るか」と考えてみてください。困らないものは、下の方のページや、よくある質問に移しても大丈夫です。トップページで伝えることを3つくらいにしぼると、残ったひとつひとつが、ぐっと目に入るようになります。
会社の色の決め方でも書きましたが、色も同じで、増やすほど何も目立たなくなります。余白と色は、どちらも「引き算」で効いてきます。
余白も含めて、デザインしています
余白は、何もしていない場所ではなく、考えて空けている場所です。どこを詰めて、どこを空けるか。その判断も含めて、私たちはホームページのデザインをしています。
よくあるご質問
載せたい情報が多いのですが、余白のあるデザインにできますか?
できます。トップページで伝えることをしぼり、くわしい内容は下のページに分けて整理します。情報を減らすのではなく、置き場所を整えるイメージです。
今のホームページの余白だけを直すことはできますか?
今のサイトの状態によります。vivittoでは、今のサイトを活かしながら新しくつくり直す形でお受けしています。まずは今のサイトを見せてください。